同窓会に行かなかった。
会いたい人とは同窓会じゃなくても会える。
同窓会に行かないと会わない人に会いたい人がいるか。
別にいいやと思った。面倒が勝つ。
卒業して、同級生の男の子たちのノリがつまらなくなった。
馬鹿にしたりからかったりすることで仲間である確認をしている。
私は職場の人やパートナーにこんな風には扱われない。
女友達も、男の子がいると少し意地悪なように思えた。
同級生の集まりは、わざと無礼を演じてるような、歪な会に感じた。
友達は、私が行かなくなっても参加していて、
「彼らが大人になってると感じることがあって、楽しいよ」
と言っていた。すごい。
そして、しばらくぶりの同窓会。
近況を話して、どうするんだろう。
嫌いだった人を好きになったりするのか。
既に同じ時を過ごした。
その時にお互いに選ばなかった人たちと会って何か違う物語が始まるのか。
軽い表面上の近況報告は何のために行われるのか。
学生時代の「知人」の近況に、なんの感想も持ちたくないし持たれたくない。
いつか会いたくなることがあるのだろうか。