旅行は無駄である

と、結構前に気が付いた。

 

「旅支度が面倒くさい」

わざわざ小さくて新しいものを買ったり、小瓶に入れ替えたりなんかして、鞄に詰め込んだにも関わらず、家にいるときより絶対に不便。

 

「家より快適なホテルはない」

到着したホテルが、家と同じ広さで、同じものがそろっていたら、こんな最高なホテルない!と思うだろう。

お風呂もトイレも衛生的。好きな飲み物もお菓子もある。着替えにも困らない。使い方を熟知した家電がそろっている。化粧品も使い放題。こだわって選んだ枕と布団。

最高だよ。

 

 

~~旅に出て嬉しいこと~~

「ご飯を作らなくていい」

家にいるけど今日は作らない日。にすればいいだけだった。

美味しいものを食べるのは大好き。

でも美味しいもののほとんどは東京で食べられる。それ以上の味の違いは分からない。

 

「大きなお風呂がある」

確かにこれは家にはないけれど、以前より、他人とお風呂を共有して気を遣うことに苦痛を感じるようになった。

誰にも気兼ねなく、テレビ見ながら入ってるほうが幸せだと気づいた。

 

「非日常の経験」

私はこれに魅力を感じないようだ。面倒。

山に登るのも、船に乗るのも、プールに入るのも、面倒。

暑いのも寒いのも嫌だ。

何かを見るのはいいけれど、見るまでに苦労があるならば、よっぽどの魅力がなければ、面倒が勝つ。

誰かが写真を見せてくれて、話を聞かせてくれるなら、それで十分。

 

 

若い頃は「休みがあれば旅行に行くもの」と思っていて、実際に行っていたけれど、我慢していることに気が付いたので、観光旅行はやめた。